学校法人電波学園東京電子専門学校で、データサイエンスに関する講演を行いました

学校法人電波学園東京電子専門学校で、データサイエンスに関する講演を行いました

弊社データサイエンスディレクター安川武彦が、学校法人電波学園 東京電子専門学校(東京都豊島区)にて、医療分野を中心とした教員21名を対象に、「AI(人工知能)の基礎と活用」と題し、基礎的な理解を目的とした講演を実施しました。

医療や教育の現場でAI活用が進む中、求められているのはAIを作る技術よりも、正しく安全に使いこなすための知識です。そこで本講演では、AIを道具として中立的に捉えるリテラシーの向上を目的に、基礎概念から医療・教育での活用事例、倫理やリスクに関する制度動向まで幅広く取り上げました。

※講演(基礎的な内容)の詳細は以下です。

1.AIの定義と基礎技術
AIブームの歴史を振り返りながら、機械学習の基本原理を解説しました。AIは入力に対して出力を返すシステムであり、その性能はデータの質に左右されます。また、画像認識や自然言語処理といった要素技術の組み合わせが現在のAIを支えていることも説明しました。

2.医療領域におけるAIの活用状況
医療領域でのAI活用には、診断・治療を目的とするプログラム医療機器(SaMD)と、業務効率化に活用される生成AIの大きく2つがあります。前者の事例として、大腸内視鏡検査時の病変検出や頭部画像解析など、すでに現場で稼働している取り組みを紹介しました。後者については、生成AIの仕組みと医療領域での活用の実態を解説しました。

3.教育・業務での生成AI活用とプロンプト実践
生成AIはスライド構成案や問題案のたたき台づくりなど、業務の補助として活用することが有効であることを説明しました。その上で、出力品質を高めるプロンプトの原則を解説し、医療領域のシナリオを使ったデモも紹介しました。有用な情報を引き出すには利用者自身の専門知識が欠かせないという点も指摘しました。

4.AIの倫理とリスク(生成AI活用における基本原則)
EU AI Actなどに見られるリスクベースアプローチの考え方を紹介しました。生成AIを利用する際のリスク軽減策として、ヒューマン・イン・ザ・ループ、説明責任の確保、機微情報を入力しないセキュリティ・バイ・デザインという3つの基本原則を遵守することの重要性も説明しました。

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