株式会社JDSC(所在地:東京都文京区、代表取締役:加藤エルテス聡志、以下「JDSC」)は、女性や外国人のDX人「財」化に取り組む一般社団法人Robo Co-op(所在地:島根県浜田市、代表理事:金 辰泰、以下「Robo Co-op」)と業務提携を行い、RPA×AIによるDX加速と、多様な人財が輝ける社会の実装に取り組みます。
1.JDSC✕Robo Co-op連携の背景
少子高齢化が進み、人手不足の中で、日本の生産性は低下し続けています。生産年齢人口が2056年には5千万人を割る可能性(国立社会保障・人口問題研究所)が指摘される中、2020年の一人当たり労働生産性はOCED加盟38か国中28位と1970年以降最も低い順位となりました。生産性向上に向け、急を要するDXが求められる中、2021年のIMDデジタル競争力ランキングでは28位と例年より順位を落としており、AWSの調査によると日本では2025年にデジタルワーカーが追加で2,950万人必要になると予想されています。いかに多様な人財を育成し、DXを加速できるかが今後の日本の命運を握っています。
JDSCはRobo Co-opと連携し、RPAとAIを掛け合わせた日本のDX加速と多様なDX人財の活躍を加速させます。
2.多様な人財の可能性
Robo Co-opはデジタルスキルを活用した支え合いの輪を広め、多様な人財がありのままに輝ける社会を目指しています。具体的には、シングルマザーや難民移民の方々に向けて、RPA等の学びやすいノーコード/ローコード技術を、オンラインのコミュニティラーニングを通じて「いつでも、だれでも、どこでも」学べる機会を提供しています。
また、育児や介護でフルタイムでは働きづらい多様なDX人財の活躍に向けて、リモートワークやシフト制、成果報酬モデルを組み合わせた柔軟な働き方を担保しています。そのため、デリバリー体制にも特徴があり、例えば1体のRPA開発を複数名のグループが買い切り制で請け負います。そうすることで無理のない柔軟な勤務時間を担保すると同時に、相互レビューによる品質改善や複数ロボの並行開発を実現します。
3. RPA×AI
JDSCとRobo Co-opがRPA×AIを実装することで、多様な人財のスキルアップやDXを更なる高みへと発展させます。RPAにOCRやチャットボットを組み合わせ、広範な業務と共に多様なデータをデジタル化し、データベースやAIによるデータサイエンスに繋げます。そうすることで、単にこれまで人がやってきた定型業務を自動化するだけではなく、人ができなかった高付加価値業務をRPA×AIで実現することが可能になります。
例えば、AIによる需要予測を基に在庫の発注自体を最適化できたとしても、その後サプライヤーからの出荷が遅れた場合には機会損失が生まれる恐れがあります。電話やファックスでやり取りされる遅延情報をチャットボットやRPAで取り込むことができれば、AIによる再計算で更なる在庫最適化が見込めます。
- Impact Hiringの促進
この取り組みは正に、Impact Hiringを日本で促進する一つの好例となります。Impact Hiringとは、企業にとっては伝統的な採用方法では埋もれていた人財を活用する機会を提供し、受益者の方々には新たな活躍の場を提供する機会となります。DE&Iが益々重視される中、両社の連携により日本のDXが民主化され更なる裾野が広がり、格差是正を同時に実現することで経済的自立に向けたソーシャルモビリティを高め、Upgrade Japanを実現していきます。
■ 株式会社 JDSCについて (https://jdsc.ai/)
JDSCは、物流最適化や需要予測、フレイル検知や教育など、基幹産業を中心とした幅広い分野で、一気通貫型の高付加価値なAIソリューションを提供しています。アルゴリズムモジュールの開発とライセンス提供事業、ITシステムの開発と運用事業、データサイエンスに関するビジネスマネジメント事業を行い、業界全体の課題解決にAIを活用し、日本の産業のアップグレードを目指しています。
《当社の3つの特徴》
1.AIアルゴリズムに関する技術面での豊富な知見
2.AIによる解決策の提示から実行まで一気通貫で支援するビジネス面での高い執行能力
3.大手企業との共同開発と産業横展開を両立する生産性の高いビジネスモデル
2021年12月20日、東京証券取引所マザーズへ新規上場しました。
■ 一般社団法人 Robo Co-opについて (https://roboco-op.org/)
Robo Co-opは、デジタルスキルでみんなと支えあいの輪を広げていきます。オンラインコミュニティを通じて「いつでも、だれでも、どこでも」デジタルスキルを学び、柔軟な働き方で多様な人財がありのままに輝ける世界を実現していきます。