常石造船が、JDSCが提供するデータサイエンティスト育成プログラムに参加 社員のデータサイエンティスト化で、データドリブン経営が加速

株式会社JDSC(本部:東京都文京区、代表取締役:加藤エルテス聡志、以下:「JDSC」)は、常石造船株式会社 (本部:広島県福山市、代表取締役社長執行役員:奥村 幸生、以下、「常石造船」)に「データサイエンティスト育成プログラム」を提供し、良好な結果が得られたことをお知らせいたします。これにより常石造船は、10名の社員がデータサイエンティストとしてのスキルを獲得しました。今後は価格変動が起こりうる事象に対する高精度の予測などを通じて、データに基づいて経営判断を下す「データドリブン経営」を加速します 。また、JDSCは、今回のデータサイエンティスト育成プログラムを、DX人材育成プログラムへと拡張し、他社への提供を拡大していきます。

1.取り組みの背景

常石造船では、社内に点在しているデータを連携し、経営陣にタイムリーな情報提供をす

ることで、素早い経営判断の実践と顧客に提供する付加価値の増大を目指しています。そのためには社員自身が、複数のデータを用いた AI 予測である「多変量解析」を用いた時系列予測を行う能力を身に着ける必要があると考えていました。単にツールを入手するのではなく、「中身を理解したうえで、試行錯誤を重ねること」が必要だと考えていたところ、AIを用いた産業課題解決と企業価値創出に強みを持つ JDSC による、常石造船のデータ分析チームを育成強化するコーチングプログラムの採用を決定しました。

 

2.取り組み内容

育成プログラムは2部制にて構成されており、前半は座学でAI分析 (多変量解析)やPythonの基礎を学習し、後半は2チームに分かれて各自、実践的な課題に取り組みました。

前半では、DeepLearningの勘所、チューニング方法を理解し、LSTMによる多変量の時系列解析手法の獲得し、後半では、机上の演習ではなく、業務に適用する視点でデータを扱い、解を導き出す訓練を行いました。

後半の課題は、社員が会社として重要であると考えるテーマを選ぶことで、使用するデータは実務で使うリアルデータであり、そこで作られたモデルは、研修終了後も使えるものになりました。

 

3.取り組みの成果

今回の受講者には初学者も含まれていましたが、2.5か月の育成プログラムを通じて、データサイエンティストとして、各自の業務テーマにデータを活用して問題解決を行う技術力と自走力が習得できました。

また、上記能力開発だけでなく、実業務に適用可能なアセットとして、自社独自の時系列予測エンジンのプロトタイプを獲得し、成果物をブラッシュアップして業務適用していくことが十分にできるようになりました。

上記のように、常石造船は、社員のデータサイエンティスト化により、様々な経済指標から、目的とする値が妥当であるか判断できる能力を獲得し、鋼材価格や用船料などへの活用など、データドリブン経営を推進する企業へと進化を加速することに成功しました。

JDSCは、今回良好な結果を出したデータサイエンティスト育成プログラムをDX人材育成プログラムへ拡張し、他社への提供を拡大していきます。

 

4.常⽯造船 取締役常務執⾏役員 芦⽥琢磨のコメント

「大半が初心者だった受講者が、2.5か⽉という短い受講期間にも関わらず最終報告会にて⾃分達の⼒だけでデータ分析を⾏い、報告しているのを見て、⾃⾛⼒が⾝に付いたことを実感しました。

JDSCは、当社の目的に合わせて柔軟に対応してくれました。例えば前半の座学において、基礎に関する丁寧な説明はもちろんものこと、受講者が実際にプログラムに触れ、アウトプットの算出までを体感する機会を設けてくれました。序盤で興味を喚起し、成功体験を積むことで効果が高まったと感じています。この他にも、製造業に詳しい講師による丁寧な対応など様々な形での協力があり、受講者の不安感の払拭や疑問点の解消に繋がりました。ありがとうございました。」

 

■ 常石造船株式会社について (https://www.tsuneishi.co.jp/)

2017 年に 100 周年を迎えた常石造船(広島県福山市)は、造船・海運業を中心に事業展開する常石グループの中核会社で、船舶の建造と修繕を営んでいます。国内の常石工場(本社)とフィリピン、中国の海外工場を拠点に、ばら積み貨物船、コンテナ船、タンカーなどを建造しています。

代表取締役社長執行役員:奥村 幸生

事業内容:船舶の建造、修繕

創業:1917 年(大正 6 年)7 月

資本金:1 億円

従業員:838 人(2021 年 12 月時点)

事業拠点:常石工場(広島県福山市)

 

■ 株式会社 JDSCについて (https://jdsc.ai/)

JDSCは、物流最適化や需要予測、フレイル検知や教育など、基幹産業を中心とした幅広い分野で、一気通貫型の高付加価値なAIソリューションを提供しています。アルゴリズムモジュールの開発とライセンス提供事業、ITシステムの開発と運用事業、データサイエンスに関するビジネスマネジメント事業を行い、業界全体の課題解決にAIを活用し、日本の産業のアップグレードを目指しています。

《当社の3つの特徴》

1.AIアルゴリズムに関する技術面での豊富な知見

2.AIによる解決策の提示から実行まで一気通貫で支援するビジネス面での高い執行能力

3.大手企業との共同開発と産業横展開を両立する生産性の高いビジネスモデル

2021年12月20日、東京証券取引所マザーズへ新規上場しました。

 

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