OUTLINE

概要

エネルギーシステムは、再エネ比率の増加や分散電源の拡大により複雑化し、不確実性も増大しています。
需給の安定確保や投資判断の難しさが高まる中、従来型の計画・運用手法では十分に対応できません。
リアルタイム性や柔軟性を備えた新たな管理・分析基盤が不可欠です。
またエネルギーは利用者の生産活動・生活を映す鏡ですが、ノイズが多くそのままでは活用できません。
ビジネスでの活用方針と合わせて、どこまで解像度を上げるか=AI モデルを作りこむか検討が必要です。

ISSUE

業界における課題

▶︎ 不確実性の増大と投資判断の難化

再生エネルギー比率の上昇、燃料価格変動、国際情勢により、エネルギー需給の見通しが不透明となり、長期的な投資や制度設計が難しくなっています。

▶︎ 複雑化するエネルギーシステムの安定運用

分散電源・蓄電池・水素など多様なリソースが系統に接続される中、従来の集中管理では需給調整が困難になり、システム全体の安定性維持が課題となっています。

▶︎ デジタル基盤と人材の不足

リアルタイム解析やシミュレーションを活用した次世代のエネルギーマネジメントには高度なデータ活用力が必要ですが、業界全体で DX 基盤や専門人材が不足しています。

▶︎ データ活用に対する手順・規制

データ整備後も、データを活用・分析するために対応すべき手順・規制が非常に多くあります。ライフラインデータ活用の先駆者として、多様なユースケースの阻害要因となる手順・規制を官公庁に発信し改革を促していく必要があります。

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主な支援実績

MEMBERS of JDSC

エネルギー・サステナビリティ業界に強いプロフェッショナル

渡邉 健

渡邉 健

シニアプリンシパル

早稲田大学卒業。中部電力株式会社では企画・経理部門に所属し、主に料金改定・大手ガス会社とのアライアンス事業戦略・ERP導入等の業務に従事。コンサル転身後は、Deloitteにて監督官庁サイドへの制度設計アドバイザリーに加え、事業者サイドにも発電/小売全面自由化・法的分離等一連の電力・ガスシステム改革支援を実施。当該伴走支援を通じ全国の旧一電・ガス事業者に広範なネットワークを有し、2050年の電力経営を提言する電力中央研究所との共著活動等も展開。

大屋 昌士

大屋 昌士

ディレクター

東京科学大学大学院(旧東京工業大学院)修了後、総合コンサルティングファームを経て現職。 エネルギーシミュレーションを活用した政策立案や経営・事業戦略を強みとし、日本のエネルギー会社、電力会社において、AI・データサイエンスを活用し、最適な事業戦略や業務改善・改革の実現を支援

有井 慎平

有井 慎平

東京大学 工学部 電子情報工学科卒業後、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社に入社。GX(グリーントランスフォーメーション)領域における官公庁への政策検討支援や、民間企業に対するエネルギー戦略策定に係るアドバイザリー業務、エネルギー・経済シミュレーションモデルを用いた市場分析等に従事。 2024年よりJDSCに参画し、24/7CFE供給を実現するためのシステム開発・運用等、最先端のテクノロジーを用いてエネルギー業界を変革するプロジェクトに従事。

前田 大輔

前田 大輔

プロダクトマネージャー

医薬・化学プラント・食品メーカーなど多様な業界で制御・業務・Webシステムを手がけ、電子部品・セラミックス会社向けの電力監視御や小売・流通業界での基幹システム刷新にも携わる。ITグランドデザインやRFP作成支援などITコンサル領域にも精通し、業務改革やクラウド移行をリード。さらにウェアラブルデータを活用した機械学習や大学との共同研究によるうつ傾向予測モデル開発などAI領域の実績も持つ。新規事業立ち上げから社会的課題解決に資するDXまで幅広く推進するITコンサル・AIスペシャリスト 。

納多 哲史

納多 哲史

データサイエンティスト

神戸大学理学研究科博士後期課程を単位取得退学後、気象学分野にて博士号取得。気象庁気象研究所や京都大学で大量の気候シミュレーションデータの分析を実施。その後、KDDIグループの新電力会社であるエナリスにおいて太陽光発電予測や需要予測の開発をリードし、再生可能エネルギー発電所配置最適化アルゴリズムで特許申請。在籍中に一橋大学大学院経営管理研究科でMBAを取得。2024年からJDSCに参画し、大手電力会社でのデータ分析によるDX推進をはじめ、製造業のDX研修講師・アドバイザーや物流プラットフォームのアルゴリズム開発などにも従事。

須羽 泰行

須羽 泰行

マネージャー(関西)

関西電力で系統運用の設備開発、制度設計、新エネに関わるDX推進、新規事業立ち上げなど、電力における様々な部門・領域でプロジェクトを経験し、JDSCに参画。 系統運用部門では、大型監視制御システムの設計から新方式の設備を開発し実装。その後、電力市場の制度設計および広域需給制御の検討に従事。新エネルギー領域では新しい太陽光発電予測方式や大型系統蓄電池の最適運用AIなどを開発。新規事業プロジェクトでプロダクトマネジメントに従事。