ISSUE
物流/SCM業界における課題
物流業界は昨今2024年問題が取り沙汰され、人手不足への対応が急務。
加えて脱炭素社会の実現などの社会課題と隣り合わせです。
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物量増加の一方で、人手の不足
コロナ禍を経てEC需要が拡大し、物量増加とともにサービス要望も多様化。多くの作業工数を必要とする中、24年問題を起因に人手不足への対応が迫られています。物流現場には今、人に依存しない変革が求められています。
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ベテランの勘と経験頼り
消費者(to C)のニーズ多様化/顧客(to B)のバリューチェンが複雑化するなかで、将来を予見しながら膨大な数のSKU/品番を管理しなければならない「計画業務」は混沌を極めてきています。そうした状況にも関わらず、情報(データ)は散在し、ベテランの知見は未だ暗黙知、更に恒常的な人手不足も手伝って、ヒトだけの力で廻すことはもはや限界にきています。
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環境規制に適した物流ネットワーク
日本のCO2排出量のうち、特に貨物分野においてはその対策が遅れている現状があります。「2050年カーボンニュートラル」の目標達成のためにも、環境に配慮した物流ネットワークは産業全体の関心事であり、個別の事業者による改善を超えた取り組みが求められます。