ISSUE
エネルギー業界における課題
SDGsや2050年カーボンニュートラル宣言を契機として、国をあげて脱炭素に向けた取り組みが加速。
それは決して発電業者だけの問題ではなく、エネルギーを消費する企業も巻き込みエネルギーをとりまくあらゆる企業に迫られた課題です。
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エネルギーの安定供給・保全高度化
各種設備の経年劣化や保安人材の高齢化・人材不足に加え、再生可能エネルギーの普及に伴う電気設備やプレイヤーの多様化といった産業構造変化や、近年の自然災害の激甚化などの外部環境変化など、多くの課題が山積しています。電力供給は社会活動の基盤となる重要インフラであるため、これらの環境変化の対応にむけ、人の経験と勘から脱却し、AIやドローンといった新しい技術を導入したスマート保全の推進が迫られています。
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様々なサービスとの連携
営農型発電や、シェアリングEV、ドローンなど、農業やモビリティといったエネルギーを越えた領域の知見を必要とされ、さらには、新領域で得られた新たなデータの活用が求められています。
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エネルギー需給の最適化
個々の設備・施設単位での発電の最適化はもちろんのこと、そのエリア全体での需給管理、つまりは正確な発電量予測と消費量予測、そして調整力が必要とされています。どの再生可能エネルギーを採用し、どのように設置・管理するか、そしてどのように消費するかを予め設計し事業性を評価し、実行時には、地産地消や共生のための地域連携が求められています。